<感想>弘兼憲史さんのインタビュー記事
「課長島耕作」などで有名な漫画家の弘兼憲史のインタビュー記事(日本経済新聞 2023.5.29 17面)を読んだ。その中で、次の3つの言葉が、心に残った。
1つ目は「気負わず 悩まず 楽しむ」。この言葉を見て、最近自分は色々考えすぎて悩み過ぎているのではないか、と気づくことができた。何かうまくいっていない感じがしているのだ。この言葉を唱えてみると、まあ考えるのはやめてとりあえず動いてみようかという気持ちになった。動けなくなっている時に、使える言葉だと思った。
2つ目は、「流れにのる」。この言葉も1つ目の言葉と同じように、考えすぎず動こうという気持ちにさせてくれた。いざやろうと決めたがまったく気が進まない。今の自分は流れにのっていない状態だと感じる。逆流の中を漕いでいくようなかんじ。「やっぱり流れって大事なのかな。次は流れに乗ってみようかな」と思った。
3つ目は、「手の届く幸福」。「幸福」だけだと先にある幸福を求めてしまうことがある。でもそればかりだと、今をつらく生きることになってしまう。「手の届く」とつくことで、身近な幸せを見ようという気にさせてくれた。
どの言葉も深刻に考えがちになってしまう時に、気持ちを楽にして前へ進ませてくれるものだ。何かうまくいっていないと思った時には、これらの言葉を思い出すようにしていこうと思う。
詩や短歌の工夫
あなたは詩や短歌を作ることはありませんか?作ってみたものの何か面白みのないものになってしまう。もっとよくできないかと思うことがあるかと思います。
では、詩や短歌を作るときの工夫にはどんなものがあるでしょうか?
1つ目の工夫は、「たとえ」を使うことです。
例えば、「信号機」という言葉があるとします。この言葉を何かにたとえてみましょう。「三つの目玉」。少し笑えてきませんか。たとえを使うことでおもしろみが増します。
2つ目の工夫は、「じゅんじょを変える」ことです。
例えば、「すずめが とんでいる」をじゅんじょを変えてみましょう。「とんでいる すずめが」。どうですか。「とんでいる」という言葉が強く意識されませんか。じゅんじょを変えると、注目する言葉が変わって詩や短歌の伝えることを変えることができます。
このように、詩や短歌をよりよくする様々な工夫があります。
みなさんも詩や短歌に工夫を加え、作品づくりを楽しんでみてください。
文章を読みやすくするには
「文章を書いたけど何を書いているかわからない」と思うことがあります。
では、読みやすい文章にするためにはどうすればよいでしょうか?
次の例で考えてみましょう。
「大きな栗の木の下であなたとわたしは仲良くあそんだけれど、半年後には離れ離れになってしまった。」
一文が長い文章です。読みにくくて内容をつかむのも大変です。
では、次のようにしてみてはどうでしょうか?
「大きな栗の木があった。そこであなたと私は遊んだ。しかし、半年後には離れ離れになってしまった。」
一つの長い文章をいくつかの短い文章に分けてみました。
どうですか?読みやすく、意味もとりやすくなったのではないでしょうか。
このように、「一文を短くする」ことで、文章は読みやすくなります。
「感じる」と「考える」のちがい
みなさんは「感じること」と「考えること」のちがいってわかりますか?私は国語をしっかり学びなおすまでこのちがいがよくわかっていませんでした。では、「感じる」と「考える」のちがいについて考えていきましょう。
まず、「感じる」とは、気持ちや心で感じたことです。例えば、うれしい、かなしい、おもしろかった、おどろいたなどがあります。もし「あなたは何を感じましたか?」と聞かれたら、その気持ちが、どういった状態なのか自分に問いかけて探っていきます。「ねたみ?怒り?」「うれしさ?達成感?」など頭で思い浮かべながらです。
次に、「考える」とは、頭で考えたことです。何かあった物や出来事があった時に、「なぜ?や、だから何なの?」と問いかけて出てきたものです。例えば、「天気予報で明日は雨だと言っている。」ということがあれば、「明日は低気圧がこの地域をおおうらしいのが理由だ。」や「だから明日はかさを持っていこう」などです。
つまり「心」に問いかけるか、「頭」に問いかけるか。それが、「感じる」と「考える」のちがいだと考えました。
「音読」ってどういう効果があるの?
国語では「音読」をすることがよくあります。国語の授業では、はじめにみんなで音読したり、学校の宿題でもよく出たりしています。
では、「音読」はどういった効果があるのでしょうか?私が考えることを書きます。
それは「よい言葉や文を身体で覚えることができること」です。
私は英会話の練習をやっていました。その際に「例文」の音読をよくやりました。英語の参考書に「英語の上達には音読が大切だ」と書いてあったからです。はじめのうちはどういう意味があるのかわかりませんでした。しかし音読を続けていると、音読していた言葉が口から自然とすらすら出てくるようになってきたのです。
このように、音読はよい言葉や文を身体に覚えさせる効果があると思います。そのことで、自然と言葉をつかえるようになってくるのです。
教科書で書く練習
教科書の単元で、文書を書くための練習をしてみました。
【国語三上下(光村図書、平成31年度検定分)】
(わたしたちの学校じまん)
私たちが自慢したいのは、「校内でカエルが見れること」です。学校の近くには田んぼがあるので、校内にもカエルが現れます。子どもたちはカエルを見つけてよく遊んでいます。私が「校内にカエルが見れること」を自慢したい理由は2つあります。
一つは、「自然のゆたかさ」です。カエルが見れるということは、学校の周りの環境に自然があるからです。私たちは自然に囲まれて勉強しています。
もう一つは、「笑顔が広がること」です。子どもたちは、カエルを見つけると飛び跳ねて喜んでいます。また、中にはカエルを教室の中で飼うクラスがあります。みんなカエルの飼育を楽しんでいます。
このように、「校内でカエルが見れること」は私たちの自慢です。これからもカエルが見れる環境を大切にしていきたいです。
(食べ物のひみつ教えます)
大豆は様々な工夫をして食べられています。
まず、いったり煮たりしてそのまま食べる工夫です。大豆をそのまま火で炒ると、豆まきのまめになります。大豆を煮ると黒豆になります。
次に、つぶして粉にして食べる工夫です。うすときねでつぶすときなこになります。
さらに、ちがう食品にする工夫もあります。大豆をゆでて袋に入れてしぼってとれたしるを固めてできるのが豆腐です。
このように、大豆はいろいろなものに変えられて食べられています。
国語で身につける力
学校では「国語」を学びます。国語では何を学ぶかを考えてみると、日本語、ことば、漢字、本を読むことなど少しぼんやりしている人もいるかと思います。「国語」はどんな力をつけようとしているのでしょうか?主なものを紹介します。
まず、「読む力」です。筆者の言いたいことをつかむものです。言いかえると、要旨・要約ができることともいえます。
次に、「書く力」です。伝えたいことを文書でわかりやすく伝えるものです。説明文、報告文、意見文などの文章を書きます。
さらに、「話す・聞く力」です。考えに理由をつけてわかりやすく話したり、相手の考えを自分と比べて聞いたりします。
このように、「国語」では様々な力を身につけようとしています。これらの力をバランスよく身につけていきましょう。