本の紹介「ちいちゃんのかげおくり」
私は「ちいちゃんのかげおくり」という本を読みました。
国語の教科書にのっていたからです。
この本は、ちいちゃんという女の子が戦争の中で家族と離れ離れてになってしまい、最後には亡くなってしまうというお話です。
私はこの本を読んで暗い物語だと感じました。
どうしてかというと、出てくる絵に色がなく、白と黒だけで描かれていたからです。白と黒だけだと暗い印象が伝わってきます。また、絵の中の登場人物が笑っている表情が一つも出てこなかったことも暗い物語だと感じた理由です。楽しい場面の絵にさえ後ろ姿になっていて笑った表情はありませんでした。だから絵を見ても私は明るい気持ちになりませんでした。
暗い物語の中にも感じることがたくさんあります。こんな悲しい思いをしないために、やっぱり平和は大切でそれを守っていく必要があること。世界でちいちゃんと同じような人たちがいて、その人たちの気持ちに少しだけ思いをはせることができたこと。最近楽しい話ばかり読み過ぎて、悲しみの気持ちに触れられていませんでした。自分が明るくなる心地よい話ばかり読むのではなく、たまには、普段感じていない気持ちを感じられる本を読むことも意味があるなと思いました。