やりがい
やりがいを感じる瞬間はどういう時だろう?
担任をやっている時の一つの醍醐味は6年生を送り出すことだろう。
他の学年の場合は、来年も同じ場所にいて会える。
だから別れにも特別な気持ちがあまり生まれない。
ただ6年生となると、場所が変わるわけで、もう会えなくなるわけで。
さみしい気持ち、もう同じような毎日は送れないという思い。
次の場所でも頑張れよ、幸せな人生を歩んでな、という気持ち。
メッセージを伝えたくなる。
「あんたらを愛している」「本当にさみしい」「もう一度持たせてもらった」
本音の本気の思いを述べている先生の言葉。
胸にじーんと響いてくる。
そのなんとも言えない、あーこの瞬間は先生の醍醐味だな。
なかなか味わえないよな。
生きててよかったというような身震いがした。
世の中にはいろいろな感動があるものだ。
色々な人生の喜びをひとつでも味わえたらいいな。