時計の歴史
時間を知るときあなたはどうしているでしょうか?おそらく置時計や腕時計を見ていることでしょう。時間は簡単に知ることができます。ですが、昔の人は簡単ではありませんでした。ここでは時間にまつわるおもしろい歴史を紹介します。
昔の人は自然を利用して時間を知っていました。6500年前、エジプトでは太陽の光を利用していました。地面に棒を置いて、その陰の向きで時間を把握していたのです。
ただしこの方法では夜の時間はわかりません。3500年前、同じくエジプトの人は夜に水を利用して時間を知る方法を発明しました。まずポットに水を入れます。そのポットには小さな穴があいています。少しずつ水が減っていきます。ポットには線が引いてあります。水が線のどの部分にあるかによって、時間を読み取りました。また別の地域では火を利用していました。例えばろうそくのようなものに火をつけます。そのろうそくには線が書いてあります。線のどの位置までろうが火で溶けたか見ることによって、時間を知ることができました。
500年前、機械による時計が開発されました。それはおもりを動力として利用してベルの鐘を鳴らすものです。おもりは大きくて重いものでした。そのため、持ち運ぶことができませんでした。
300年前、持ち運ぶことのできる小さな時計が開発されました。ぜんまいを利用したものです。今の時計も同じ原理が利用されています。
このように、時計は長い歴史を得て、少しずつ便利になっていきました。今でもどんどん改良されています。その時計の発展の歴史には先人の知恵と努力が詰まっています。そういったことに思いをはせてみる時ではないでしょうか。