わたるの日記

教育(学び、小中学校、特別支援など)について

けんたのぼうけん

夏休みのある日、けんたは海外沿いを歩いていました。小学3年生で好奇心おうせいなけんたは、海の生き物を探しにきていたのです。「おや?あれはなんだ?」砂浜にきらっとひかる瓶を見つけました。拾い上げて中を見ました。丸まった紙が入っていました。紙を瓶から出し開いてみると、そこにはたからじまの地図が描かれていました。けんたはおどろきました。同時にわくわくした気持ちも沸き上がりました。宝探しにいってみよう。けんたは決めました。

 

翌日、早速たからじまに向けて出発しました。地図を見て、宝箱の場所まで行きやすそうな道の出発地点である島の南の砂浜のところにまず上陸しました。そして歩いて進んでいきました。ピラミッドの近くに差し掛かったところ、いきなり体長10メートルはありそうな巨大なへびが現れました。そしてけんたにかみつこうと襲い掛かってきました。けんた大ピンチです。

 

けんたは勢いよく逃げ出しながら必死に考えました。へびはみるみる迫ってきます。そして「よしっ。」と腹を固めると、右へ左へ前へ後ろへ、向きを変えながら逃げ回りました。すると、へびが追ってこなくなりました。へびを見てみると、自分の体で絡まって動けなくなっていました。そうです。けんたはへびの体が絡まるようにすばやく動きながら逃げていたのです。「ばいばい、へびさん。」けんたは笑いながらへびの横を通って先へ進んでいきました。

 

そしてついに宝箱の場所までたどり着きました。宝箱はすぐ見つかりました。中を開けてみました。そこには、黄金のバッチと1枚の紙が入っていました。けんたは早速黄金のバッチを胸の位置に取り付け、紙を見ました。そこにはまた別のたからじまの地図が描かれていました。けんたのぼうけんの旅はまだまだ続くのでした。