わたるの日記

教育(学び、小中学校、特別支援など)について

外国人はなぜしゃべるのがうまいのか?

 外国人はよくしゃべる。特に欧米の人。友だちといる時、パーティをしている時。自分のことを表現するのが得意に見える。これって受けてきた教育も影響しているのかな。そう思うことがあった。

 

 今、小学校の英語の教科書で勉強している。どの単元も最後は「表現できるようになる」ということで完結している。例えば、ある英語の教科書の単元ごとの目標(ゴール)は次のとおりである。「出身地や得意なことを言って、自己紹介をすることができる」「夏休みの出来事を発表することができる」「なりたい職業とその理由を言って、将来の夢を発表することができる」すべては発表(表現)するということに最後つながっているのだ。その発表をできるようになるために、授業の中で、言葉を覚えて、言い回しを覚えて、自分にあてはめて文を作って、相手と会話の練習をするのだ。こういうことを毎回やっているとなると、そりゃ自分のことをしゃべるのが上手になるわけだ。話の受けて側の方も、「本当に(あいづち)」「がんばってね(励まし)」など、どういった反応がよいかなどを学ぶ。授業で毎回会話の練習をしているようなものだ。そりゃ日常でも会話が上手になるわけだ。

 一方、日本の授業の方はどうなのか。読み取ろう、正解を見つけようが今まで中心だった。先生や教科書の解説を聞いて知識を得るかんじ。自分のこと考えを発表、紹介する授業は少なかった。それを義務教育だけでも9年間やり続けたら、自分を表現する力は日本と欧米では差がつくわけだ。

 

 これからの生きていく世界(海外の人とも付き合い、既存のものをそのまま真似するだけでなく、新しく何かを生み出していく世界)では、自分を表現する力があった方がいい。日本の教科書の中では、発表や表現、自分で考えるということが取り入れらるようになってきている。あとはそれを実際の授業でもやっていけるか。それができると自己を表現する、会話をするのが得意な子がもっと生まれてくるのではないだろうか。