わたるの日記

教育(学び、小中学校、特別支援など)について

物語文を読むことのよさ

 「国語」で扱う文章には様々な種類があります。物語文、説明文、意見文、詩、短歌・俳句などです。では、その中で、「物語文」を読むことのよさはどんなものでしょうか?

 1つ目は、「思い浮かべる力」です。これは、話を頭の中で映像にする力のことです。どうして身につくかというと、物語を読むことは、文章を頭の中で映像にして読んでいくことだからです。この力が身につくことで、話を聞く時に映像で記憶したくさんのことを覚えられます、また話す時、話を映像で思い浮かべてすらすら話すことができます。

 2つ目は、「相手の思いや気持ちを考える力」です。これは、相手がどんな気持ちで何を考えているのかを想像する力のことです。どうして身につくかというと、物語を読むことは、中心人物だけでなく、その他の登場人物の心の中に触れる機会がたくさんあるからです。この力が身につくことによって、他の人への思いやりや共感を持って行動できるようになります。

 3つ目は、「状況を判断する力」です。これはある場面に出くわしたときに、どういった言動をとるか決めていく力のことです。どうして身につくかというと、物語を読むことは、登場人物の体験を自分も同じように体験することだからです。この力が身につくことで、物語と似たような場面に出会った時に、適切な対応がとれるようになります。

 このように、物語文を読むことには、さまざまなよさがあります。物語はその内容を楽しめるだけでなく、さまざまな生活の場面で役立ってくるのです。さあみなさんも物語文を読んでみませんか。