わたるの日記

教育(学び、小中学校、特別支援など)について

手書きによる記録の価値

記録文

2年生の国語の教科書に出てくる「観察名人」の単元を大人の自分がやってみました。

やっている中で気づくことがありました。

それは、「手書きで絵を描くことの価値」です。

 

まず絵を描くとき。書き写すにはじっくり見ないといけません。

「幹の部分の太さはこれくらいで・・・」

一つ一つよりよく見ていくと、ぱっと見ではわからなかったことに気づいてきます。

「葉と葉の間から小さい突起みたいなのが出ているな」

「赤の葉っぱと緑の葉っぱでは大きさが全く違うんだな」

つぎに色を塗るとき。色を塗るにはどの部分がどの色かじっくり見ないといけません。

「幹の部分でも茶色のところがあって、新しく伸びているところは緑色で色が違うんだな」

「葉のすじのところに赤いところがある。そして黄色、緑と先にいくにしたがって色がかわっている」

色を塗ることによって、ぱっと見では意識してなかったことに気づいてきます。

 

こういう記録は、「写真で動画での方が正確でいいんじゃん」って思うかもしれません。

ただ、自分で書いてみることによって、じっくり観察することになり、たくさんのことに気づく機会を得ることができます。

そういった点では、手書きの記録には価値がありそうです。