わたるの日記

教育(学び、小中学校、特別支援など)について

「感じる力」の副作用とその対処

 「感じる力」は幸せを感じるために必要です。ただし、同時につらい事も感じてしまいます。

 感じる力を使い始めたときに、どんなつらい事が起こるのでしょうか。またどのように対処すればよいでしょうか。

 まず、ニュースなどを見たときに、気持ちがしんどくなってしまうことがあります。そのようなときは、ニュースから距離をとり目や耳に情報を入れないようにしましょう。しばらく距離をとって、落ち着いてからみればよいのです。その際にも、ネットや映像のニュースではなく、ラジオや新聞など比較的刺激が少ないものを選ぶことがおすすめです。

 次に、人のにおいが気になって集中して勉強などができなくなってしまうことがあります。そのようなときには、場所を移動できる場合は、自分からにおいのもとを離れるようにしましょう。場所を移動できない場合は、まず、においのもととなる人に「自分がにおいを気にして集中できなくなっていること」を伝えます。不満をぶつけるようにするのではなく、自分は刺激に敏感なので気にしてしまうという事実を冷静に伝えましょう。そして、可能であれば、仕事の場では、においのきついものはつけてこないようお願いしてみましょう。お願いを聞いてくれなかった時は、机の席の移動を上司に願い出てみてはいかがでしょうか。

 このように、さまざまな場面で起こるつらいことに対して、内容に応じて対処していきましょう。みなさんが感じる力のマイナス面にうまく対処して、感じる力を使って幸せな日々を送れるようになることを願っています。